新聞記事

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お盆休みより、のんびり朝刊を読んでいると、山陽新聞に『学童保育対策』、日経新聞に『水道代値上げ』の記事が。両方とも岡山市のことが載っていました。
私が議員になったころ(平成19年)より保育園保留児(待機児童)が多く、何度も訴え、大森市長就任、国の政策などより待機児童はほぼ解消されました。待機児童が減り始めたころより、「園児を受け入れる施設が増えたことで待機児童は減るが、次は児童クラブ(学童クラブ)の待機児童が増える」と指摘してきましたが、国が「低学年までではなく、6年生までも受け入れる」との方針を出したこともあり、一気に増えました。岡山市は全児童クラブを管理運営する仕組みを作り、それを岡山市ふれあい公社に委託。最近は、2年前より民間法人に対し運営支援を行い、また図工室など特別教室を活用したり、今ある施設の増築を行い、学童クラブ待機児童解消に努めています。
水道代の値上げは、今年度に入り本格的に議論は始まったように思えますが、数年前より厳しい実態はありました。人口減少、家庭用品節水機能向上、水道管老朽化(初期の物は明治40年代とか)などが原因で、利用水道量の減少や施設管理経費(物価高騰も)の増加となりました。昨年度までの2年間、監査委員として水道局関係者より毎月決算報告を受けており、細かな経費削減などを行っていましたが、限界がそろそろ来そうです。水道事業は岡山市とは別で、市場事業などと同様に独立事業です。従って収入の大半は水道料金(受益者負担・利用者負担)です。一般会計(税金)からはほとんど水道事業を支援していません。このようなことより、この度水道代を上げ(約21%増)、足らない分は企業債を発行する政策を審議会に提案しました。ただ、市民の皆さんに説明しているのは、2か月に一回の水道料金の請求は、下水道料金も含まれています。今回の値上げ部分は水道使用料金分のみ(基本料は別)を提案しています!と。これから議会へ提案されることが予想されますが、今はガソリン高騰、電気代高騰、物価高騰などで多くの市民・国民は厳しい生活を強いられています。このような現状を踏まえ、『水道代値上げ』についてしっかり議論をしていきます。